フルモデルチェンジから時間がたっても、中古車市場で人気の高い車種の一つがアルファードではないでしょうか。
平成14年に発売された10系アルファードにはハイエンドなオプションが多くあり、その中でも「シアターサウンド」や「スーパーライブサウンド」という名前で販売されたハイエンドオーディオ(10スピーカー)+リアモニター付きのグレードは当時すごく人気になりました。
しかし、これらのグレードの車は外部アンプを搭載しており、簡単には社外ナビに交換できないという問題があります。
販売当時は最新技術を搭載していた純正ナビも10年以上経てば当然古くいなってきます、「ビッグX」や「サイバーナビ」など最新の社外ナビに交換したいという人は多いのではないでしょうか?
そこで、10系アルファードの純正ナビを市販のカーナビ(社外ナビ)に交換する方法をご紹介します。
なぜ、簡単にナビ交換できないのか
「シアターサウンド」や「スーパーライブサウンド」というハイエンドオーディオのオプション付き車はデッキとアンプが別々になっており、それにより通常のグレードより上質なオーディオシステムになっています。
しかし、それゆえに純正デッキ(ナビ)と外部アンプの間で特別な通信を行っており、ただ単に純正デッキを外すとエラーが出てしまいます。
必要なもの
純正デッキ(ナビ)と外部アンプの間で行われている特別な通信を、社外ナビに変えた後でも正常に行えるようにする製品がビートソニックからサウンドアダプターという名前で販売されていますので、これを用意します。
年式によって適合製品が異なりますので必ず応の製品を確認しましょう。
■前期(平成14年5月~17年4月)シアターサウンド付き車には「SLX-130」

SLX-130
■後期(平成17年4月~20年5月)シアターサウンド付き車には「SLX-131」
※※DUAL AVNSpecial(H17/9~H18/7)は除く。

SLX-131
また、社外ナビに変更後も純正バックカメラやフロントカメラ(ブラインドコーナーモニター)、および純正リアモニターを使えるようにする製品も出ていますので、ビートソニックのWEBサイトで確認して、必要に応じて用意しましょう。
取付方法
ビートソニックのサウンドアダプターシリーズはすべてカプラーオン(配線加工なし)なので、比較的簡単に取付ができます。
取り付け後の写真がこちら
このように、10系アルファードのシアターサウンドやスーパーライブサウンド付きの車でも、社外ナビを使うことは可能です。
これから中古車を買おうと悩んでいる方や現在アルファードに乗られている方のより良いカーライフ実現のために参考になれば幸いです。